「腕を上げると背中がつっぱる」「肩甲骨のあたりがズーンと重い」「深呼吸をすると背中が痛む」。
こうした背中の痛みは、姿勢の悪さや疲れのせいだと思われがちです。
ですが実は「広背筋(こうはいきん)」という筋肉の緊張が関係していることがあります。
今回は、この広背筋と背中の痛みの関係について、できるだけわかりやすくお話しします。
広背筋ってどんな筋肉?
広背筋は、背中の中でもっとも面積が広い筋肉です。
腰のあたりから脇の下を通って、腕の骨(上腕骨)まで大きく広がっています。
働きとしては、腕を後ろに引いたり、内側に閉じたりする動作を担っています。
水泳のクロールや懸垂、ボート漕ぎの動作で強く使われる筋肉でもあります。
逆三角形の背中をつくる筋肉、といえばイメージしやすいかもしれません。
なぜ背中の痛みにつながるの?
広背筋が硬くなると、肩甲骨のあたりや背中の中央に重だるさや痛みを感じやすくなります。
痛みが脇の下から腕の内側、小指側の前腕にかけて放散することもあります。
この放散痛は、肩や首のこりと勘違いされてしまうことも少なくありません。
どうして広背筋が硬くなってしまうの?
水泳やテニス、野球、クライミングなど、腕を大きく振る・引く動作の多いスポーツ。
肘を下げたまま長時間のデスクワークを続けること。
猫背や巻き肩など、姿勢の崩れ。
いつも同じ肩にバッグをかける習慣。
こうした要因が積み重なることで、広背筋に負担がかかり続けてしまいます。
こんな症状に心当たりはありませんか
腕を上げる、伸ばすときに背中が痛む。
肩甲骨から背中の中央にかけて重だるさがある。
深呼吸をすると背中に痛みを感じる。
脇の下から腕の内側、小指側にかけて違和感がある。
四十肩・五十肩と間違われやすい症状が出ている。
他の背中の痛みとの違い
背骨や関節が原因の痛みは、じっとしていても痛んだり、特定の姿勢で強くなったりするのが特徴です。
一方、広背筋のような筋肉が原因の痛みは、腕を伸ばす・引くといった動作に連動して痛みが出やすい傾向があります。
また、いわゆる肩こりとは違い、痛みの中心が肩よりも低い位置、脇の下に近い場所にあることが見分けるポイントになります。
当院でのアプローチ
当院では、広背筋そのものに鍼でアプローチし、深部の緊張をゆるめていきます。
あわせて超音波療法(1秒間に約100万〜300万回の微振動)で筋肉の深部にアプローチし、血流の改善を促します。
普段の姿勢や腕の使い方についても、痛みが再発しにくくなるようアドバイスさせていただきます。
まとめ
背中の痛みというと、姿勢や疲れが原因だと考えがちですが、広背筋という筋肉の緊張が関係していることがあります。
「肩こりだと思っていたのに、なかなか良くならない」という方は、広背筋が原因になっているケースかもしれません。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
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※この記事は一般的な情報としてまとめたものであり、医学的な診断を行うものではありません。痛みが強い場合や長引く場合は、医療機関や専門家にご相談ください。
